LEGOレゴ8671フェラーリF430スパイダーのなぞフェラーリ専用部品

使いまわしのできることが、レゴの大きな特長です。

たくさんのセットが発売されてきましたが、

１つの部品がたくさんのセットに用いられました。

しかし、・・・
このセットしかない、このシーズにしか用いられない、
そんな部品が、このフェラーリＦ４３０スパイダーにはあります。
そこで、フェラーリ専用と言われるレゴ部品のなぞ紹介をします。

今回は、一番分かり易い『ホイール』です。

目次

１：１７　Ｆ４３０　ホイール　５穴５本スポーク

　ホイールの５穴（取付穴が５つ）で５本スポークのリムキャップ（Rim Cap）で

外観デザインをしています。
この直径36.7mmの部品はフェラーリＦ４３０　１：１７サイズ

（実物に対して１／１７に縮小）専用部品です。

取付穴の位置、スポークの形状など、専用部品だけあって、

実車の再現性が非常に優秀です。

　ところでＦ４３０の１：１７サイズのレゴセットは、実は２種類あります。
８６７１Ｆ４３０スパイダー（Spaider）と　８１４３Ｆ４３０チャレンジ（Challenge）です。

この部品は、両方のセットに使われます。

１：１７　フェラーリ　チャレンジ　ホイール

　一方、８１４３は、２ｉｎ１の組替セットで、フェラーリ専用のリムキャップが

更に１種類追加されます。

それが、１４本スポークのリムキャップになります。

フェラーリのワンメイクレース（１種類の車両に限定のしたレース）で

用いられる仕様です。

残念ながら、取付穴は再現されていませんが、

Ｆ４３０専用部品だけあって、スポークなどは正確に再現されます。

１：１７　エンツォ フェラーリ（Enzo Ferrali）ホイール

　８６５２　１：１７　エンツォゾフェラーリのホイールも専用になります。

こちらはリムキャップの装着が無く（装着自体ができない）、

ホイール単独の部品構成となります。

専用とは言え、実車とデザインは大きく異なります、ちょっと残念ですね。

このセットの発売は２００５年で、

上述の１：１７のＦ４３０でフェラーの５本スポークが、

スパイダーの２００６年に新登場です。
したがって、この５本スポークを１年早く、エンツォから搭載しくれれば良かったわけです。
ちなみに、８６５３　１：１０　エンツォはリムキャップが専用で、デザインも実車を再現しています。

　この８６５２は、組替モデルで、フェラーリＦ３３３も再現できます。

ただホイールに関しては、このＦ３３３のデザインとも異なります。

このホイール部品は、フェラーリシリーズのセット以外にも使うつもりだったのでは、と思います。

１：１０　５９９ＧＴＢ フィオラノ（Fiorano）ホイール

　８１４５　１：１０　５９９フィオラノにも、専用のリムキャップが装着されます。

上述のチャレンジ仕様のデザインとなります。

１：１７サイズのモデルと同じで、取付穴が再現されませんが、

こちらは、サイズが１．７倍程度、大きくなったので、

センターを黄色の別部品を組付け、フェラーリのデザインを再現しています。

実車のような黄色背景の跳馬ではありませんが、

ステッカーを良しとせず、レゴ部品で再現したことは評価できると思います。

この専用のリムキャップは、フェラーリ以外に１回だけ用いられたことがあります。

ちょっぴり、寂しい気がしないでもないです。

　さて、この８１４５はレーサーシリーズではありますが、

中身は、テクニックシリーズの領域へ大きく踏み込んでいます。

機会があれば、レポートしたいと思います。

１：１０　フェラーリ　Ｆ１　ＲＡＣＥＲ　ホイール

　８３８６　１：１０　Ｆ１は、車両名Ｆ２００４のシューマッハが

乗ったものと思われます。

このセットでは、リムキャップの設定がありません。

上述のフィオラノと同じ１：１０用のホイールへステッカー貼付にて実車を再現します。

スポークデザインなどは、再現されません。

　このホイールは、１：１０フェラーリの発売時点では専用部品でした。

その後、フェラーリ以外のレゴセットにも使われることになりました。

スポークのデザインが異なることから、

当初からフェラーリ以外のものに流用するつもりだったと思われます。

 
まとめ

・フェラーリシリーズには専用部品が用いられ、実車の再現に大きく貢献している。

・専用部品は、フェラーリ以外にも使われることも、たまにはある。

フェラーリというブランドを、意識することになったレポートでした。