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LEGOレゴ8652エンツォフェラーリ組立レビュー前編

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前回に続き、フェラーリ編のレビューをします。
今回は、エンツォフェラーリ(ENZO Ferrari)です。

 

 

セットの特長

・実在するスーパーカーのエンツォフェラーリの特長をレゴで再現したミニチュアスケールモデルです。

・独特な曲線の造形美をもつ実車を、どこまでレゴで再現できるか、果敢なその手法を堪能できます。

・各機能ユニットも、相応に楽しめます。

・2in1モデルで、F333 SP が組替モデルです。(ちょっと驚き)

 

 

今回の組立方針

 

 レゴで作られる自動車の機能ユニットを満喫するために、

説明書を参考にして、機能ユニットごとに作ってみます。

 最初のバラバラの状態から機能ユニットを作るのは非常に難しいセットなので、

一度説明書通りに組み立てて、それから機能ユニットのかたまりにしてみます。

そして、それを再度組立、完成させます。

 

 

目次

 

 

 

レゴ基本仕様

 

 レゴ公式では、レゴレーサー(RACERS)シリーズですが、

フェラーリ(Ferrari)シリーズと言ってもいいかもしれません。

2005年発売で、大きさは、実車の1:17のスケールです。

部品数は477コ、説明書1冊27cm X 20cm 84ページ(2モデル掲載)です。


LEGO 8652 商品のamazonサイト

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%82%B4-LEGO-%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC-8652/dp/B0007LXW1Q

 

 

セットの対象の方の年齢

 

 レゴ社推奨の対象年齢は8歳以上です。

上限の設定をしていないのは、このセットが非常に趣味性の高いところを

狙っていて、自動車好きの大人にもターゲットにしたかと思います。
なお、細かい部品がありますので、子供の誤飲等注意が必要です。

 

 

エンツォ フェラーリ(ENZO Ferrari)とは

 2005年に発売されたミッドシップの2名乗りスーパーカーで400台限定販売です。
フェラーリ創始者の名前を与えた記念車です。
スパルタンな車で、オーディオ無し、窓電動開閉無し、荷物スペース無し(助手席に荷物置ける)です。
エンジンは、V12の5998ccです。レーシングカーのサウンドです。

 

 

エンジン

 

 実車のV型12気筒エンジンの再現です。

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まず目をひくのが、中央四角の赤いパネル、フェラーリの跳ね馬マークです。

これは、エアインテークのカバーです。

実車ではダークグレー色のようで、レゴでデザインを変えたのは理由がありそうです。

両サイドの細長いヘッドシリンダーカバーは、お約束通りのフェラーリの赤です。

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赤いヘッドシリンダーカバー下部には、片側6コ、合計12コの円形ポッチ部品を

垂直の配置があります。

ブロックシリンダーを純粋に表現するのであれば、カバー直下斜めに配置すべきでしょう。

実車エンジンのブロックシリンダーは6気筒が1つの部品となり、

6コの部品で構成することは、ちょっと再現が違うかもしれません。

それよりも、ブロックシリンダと接する部品のエアエキゾーストパイプが

実車では明確に6つのパイプ構成がわかります。

その意味で、円形ポッチ部品の片側6コ垂直の配置は、忠実な再現と言えそうです。

エンジン下部のクランク部は、明確な再現は、簡素化されています。

実車エンジンの原材料のアルミ合金が艶消しのシルバーを

(ショットブラストをして光沢がなくなっていると思われる)

レゴ標準色の1つのダークストーングレーで表現しています。

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 レゴの組立説明書でのエンジン組み立ては、全体の上半分を、

サブ組立(機能ユニットでの組立)としていますので、

エンジン機能ユニットとして相応に楽しむことは可能です。

 

 

シート

 

 同じ1:17スケールのF430と比べると、やや簡素です。

バケットシート、ヘッドレスト等の再現は省略されます。

とは言え、リクライニング機能は採用せれます。

また、背もたれ中央のスリット部品の採用は、4点シートベルトの再現かと思います。
座面の中央のスリットは、レゴデザイン上かな?

シート部分は、レゴが完成すると、窓ガラスで、やや見えにくくなります。
その意味もあって、やや簡素化されているのかもしれません。

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車輪

 

 レゴで再現の部品構成は、タイヤとホイールの2つです。

これは、実車とほぼ同じです。

タイヤは、ホイールのリム部に組み込む仕様で、

実車のチューブレス仕様とほぼ同じ構造です。

 

 ホイールの取り付けは、中央1カ所のセンターロック式です。

その意味では再現がされています。

実車では、黄色背景の跳ね馬フェラーリマークがデザインされるので、

黄色の円形部品で再現されると、非常に良かったと思います。

ホイールのスポークデザインは、残念ながら再現されません。

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運転席・パネル
 
 実車は非常にシンプルな構成ですが、

8652レゴも更にシンプルな構成となります。

 

まず、ハンドル

実車の3本スポーク仕様でなく、ディッシュ(皿型)仕様になり、

レゴのハンドル部品でなく、ギア(ベベルギア)を流用します。

ハンドルのセンターは青色軸となります。

ここは、実車ではフェラーリロゴがあるので、黄色にしたかったですね。

 

その他の装備

実車ではスピードメータータコメーターはハンドルの奥にあります。

スペースの関係もあり再現は難しかったです。

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ヘッドランプ ラジエター

 

 ヘッドランプの着色は印刷です。ステッカーではありません。

この部品は、8652のエンツォフェラーリ1:17スケール専用部品です。

非常に力が入っています。

 ラジエターは丸いレゴ部品で再現されます。

実車の特長的な部分でもあるので、外観からは見にくいところですが、

しっかりと再現してあります。

しかも、着色は印刷です。

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前編のまとめ

 

・エンジンは、はっきりV12とわかる再現がされている。

・ライト、ラジエター等は、エンツォフェラーリの特長でありしっかり再現している。

・一方で、室内は見えにくいこともあってか、簡素化されている。


次回は、車体と組立について、レビューします。

 

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