LEGOレゴ21017帝国ホテルのレビュー後編
後編は2Fから上部の外観・内部、屋根の大きく2つを紹介します。
前編では基本情報と玄関周りと建物1Fの内部・外観の大きく3つを紹介しています。
目次
前編はここまででした。
内部も優秀なので常時鑑賞したい
今回から少々細工をします。
この帝国ホテルセットでは組立完了すると建物内部はクローズされてしまいます。
つまり、内部が見えなくなる、ということです。
内部についてもモデラ―が苦心して、イメージの再現を試みた様子がありますので、
後部の壁を大きく開口部を設け、常時見えるようにします。
また、正面の扉の左側半分を組立せず解放状態とすることで、
ホテル内部側から玄関外構部が見えるようにし、ホテル象徴的な造形物を鑑賞できるようにします。
窓の特徴
1Fの窓同様に2Fの正面両脇と2F側面にも横積層による縦格子の細工を施しています。
使用する部品の数も半端なく、このセットの大きな特徴と言えるでしょう
1単位で約30個、これを2Fだけでも8単位で合計約240個となります。
これは、このセットの1188個の1/5の部品を使うことになります。
この作業だけで(部品を探して組み立てる)30分~60分程度の時間がかかります。
したがって、この作業を単純な作業で、”つまらない”、と感じるか、
それとも、”創作として没頭” して時間の経つのを忘れてしまうか、
この辺りが、このセットと組立をする方との相性がわかるところかと思います。
なお、2Fについては横積層縦格子細工に更に工夫があります。
実物の窓上下分割の水平線デザインを、
このセットではU字フックに丸棒を挟み込んで表現しています。
なかなかオシャレな感じがします。
左右の屋根
ここもたくさんの部品を使います。
片側で約50個、合わせて約100個となり、全体の1/10を使います。
ここでの作業時間は、部品を探す時間をいれても10分程度で済みます。
ここまでくると、残っている部品点数が少なくなり、探す時間が非常に短くなります。
屋根が取りつくと、内部への光の差し込みが極めて少なくなります。
光を積極的に入れないと、内部の写真の撮影が苦しくなります。
暗い内部に、透明部品を使った窓から光が見えるのは、ちょっと感動ものです、
(私だけかもしれませんが)
3F部分
この部分も、横積層縦格子の細工となります。
グレーのタイル状の部品を使って、窓の軒を作っています。
この手法も1Fの正面玄関から始まって、たくさんのところで使われています。
このセットの特徴の1つですね。
完成です
見事な再現セットと思います。
タイルの多様、またボッチ凸もデザインとして再現しており
一瞬、これがレゴか?と思ってしまいます。
宇治平等院のイメージも参考にしたとも聞いていますが、左右対称の形から納得ですね。
明治村にある実物の写真と比べてみます。
外観については、相当いい線をいってるかと思います。
完成までの所要時間ですが、
今回は写真を撮影したり、組み直したりしたので、延べ15時間以上かかりました。
組立だけに没頭すれば、5時間程度でできそうかと思います。
それから、サイズですが
約30cmX30cmで、組立の作業は、部品置き場も含めても机の上でできます。
机で組立が終了したら、その日の一晩は、机の上に鎮座してもらうのもいいでしょう。
後編のまとめ
・完成品の外観は、明治村にある実物のイメージを非常にうまく再現している。
・内部も、窓から漏れてくる光に感動する。(組立時に若干の細工が必要)
・横積層縦格子の細工の製作作業負荷が大きいので、検討した上での購入を薦めます。