LEGOレゴ40187フラワーディスプレー組立再レビュー
内容を充実させて、再レビューします。
2018年発売のセットですが、
2020年10月時点でも直営店や通信販売で求めやすい現役価格で販売されています。
セットの特長
・赤いバラと白のデイジーの2モデルを同時に楽しめる。
・サイズは小さいが、タイル部品を多用と発色性の良さから、花をきれいに再現している。
・細かい部品が多いが、組立自体は比較的簡単で短時間でできる。
目次
基本仕様
部品数は100コです。
説明書は2部(バラ、デイジー)です。
製本されておらず、42cmx20cmの両面印刷です。
完成品の大きさは
バラは 3.5cm、X 3.5cm、高さ14cm 程度
デイジーは 直径6cm、高さ9.5cm 程度
2つとも手のひらサイズです
価格は新品小売で、1000円~1500円程度です。(2020年10月現在)
プレイテーマ(シリーズ名)は特に無いようです。
レゴ社の公式タグにはシーズン(SEASONAL)が付いています。
敢えて言えば、汎用的な意味でシステム(SYSTEM)となるでしょうか。
セットの対象の方
レゴ社推奨の対象年齢は7歳以上です。
組立自体は簡単ですが、細かい部品が多いです。
誤飲・窒息等には注意が必要です。
特に0-3歳の方には、注意表記があります。
セットの入手
レゴジャパンの日本公式カタログには掲載が無いので、一般玩具店流通はほとんど無いと思われます。
レゴ直営店や通信販売などで購入が可能です。
レゴジャパンの正規輸入品であれば部品欠品があっても、レゴジャパンでスムーズな対応ができるかと思います。
部品について
細かい部品が多いです。
特長的なのは、葉っぱがあります、2つ入っています。
もう1種類、円盤状の部品です。
これは花びらの根元部分に使います。
葉っぱの部品
名称をツメ(Claw, W/ 3.2 Snap)と言います。
2017年クリエータシリーズで初めて設定された新しい部品です。
色も今回のセットと同じ明るい緑で、葉っぱの再現に使われました。
その他のセットでも明るい緑が主流ですが、赤い色も存在します。
放射状リングの部品
放射状リング(Parabolic Ring)と言われます。
円盤状のものを再現するのに適しています。
もう1つの特長として、連結機能が豊富であることがあります。
・中央には4つポッチがついていて、上下に連結が可能です。
・外周リングを使ってU字部品との連結が可能です。
・中心部の穴を使って、棒状部品と連結が可能です。
今回のセットでは、花びらの付け根部分になります。
バラの組立
鉢の部分から組立が始まります。
早速、ポッチが横にもある特殊な部品を多用します。
これを用いることで、鉢の側面を丸みを帯びたタイル形状に仕上げます。
茎部
丸い部品の中心に、芯を入れることで、葉っぱの取り付けができるようにします。
花部
花びらが一番の見せどころとなります。
バラの様子をうまく表現しています。
ポッチを上手に隠しています。
バラの完成
バラを正確に再現するのでなく、
特に重要な花びら部分をデフォルメして、うまく表現できていますね。
でもチューリップにも感じられるところが、微妙です。
葉っぱの部分は、実はバラのトゲの再現かもしれませんね。
それから、鉢を白くしたのも、色デザイン上、落ち着いた雰囲気となり赤を強調できました。
デイジーの組立
もう1つの花、デイジーを作ります。
組立の順番はバラと同じで鉢の部分が最初です。
鉢の上部は、金色(Warm Gold)です。
輝きが落ち着いているので、目立ちすぎず好感が持てます。
茎部分
バラと同じ手法です。
花部
放射状リング(上述)を使って、花びらをU字フックで連結し、上手に表現しています。
花びら1枚をきれいに見せるため、細かい作業で8枚作ります。
つるつるのきれいな表面です。
(このため、実は分解するのに苦労します。)
デイジーの完成
花部が精巧で、しかも大きく、見事ですね。
葉っぱも、きちんと設定して、雰囲気を高めています。
鉢は、赤を使って、白の花びらとの配色を考慮。
鉢上部は、落ち着きをだして、土を表現しているようにも思えます。
全体に落ち着いた雰囲気です。
レゴの花について
レゴで花(Flower)のタイトルがついているセットは、実は少ないです。
花を販売するお店やスタンドなどのセットを合わせても、
2000年から2020年の約20年で、非売品も含め全世界で27セットほどです。
セットの部品数は100部品程度の簡単ものがほとんどです。
あまり力が入っていないようにも思えます。
これは、どう理解するのでしょうか?
レゴで生花を再現することに興味を持つ方が少ない、と言うことでしょうか。
レゴで表現する創造性と、実際の生花で表現する創造性は、大きな隔たりがあるのかもしれませんね。
何となくわかるような気もします。
バレンタインのタグ
バレンタイン(Valentine)のタグがついています。
バレンタインを2月14日とし、チョコレートを贈る慣習は日本固有のもので
日本のお菓子業界の販売促進から始まったものです。
しかし、もともと欧米では親しい方やお世話になった方へのお礼をする慣習で、
花を贈ることも、その1つです。
今回のフラワーディスプレーも、欧米の本来の姿にそったものと考えられます。
このような意味からも、親子や祖父母孫の間で贈り物として扱い、
そのまま二者で組み立てて遊び、それを記念に飾っておく、
そんなやり方も、いかがでしょうか。
まとめ
・小さいサイズではあるが、レゴを本格的、かつ短時間で楽しめる。
・デザインが良く、飾っておくのも、いい。
・親子、祖父母孫の方々で楽しむこともできそうです。