LEGOレゴ10151組替カートのレビュー
10151セットの組替モデルのカートです。
前回のホットロッドのレビューでは機能ユニットごとの組み立てをしました。
今回も同じように進めます。
目次
特長
・2in1の組替モデルのカート。
・モデルチーム(MODEL TEAM)シリーズにふさわしい造形美。
・機能ユニットで製作しても非常に面白い。
機能ユニット
機能ユニットは大きく分けると以下のようになります。
1)車体ベース、2)エンジン、3)ステアリング(前輪操舵)、4)シート
5)前後車輪・車軸、6)操舵カバー、7)ペダル類、8)フロント部、9)サイドパネル
今回は、この9つの機能ユニットそれぞれ先に組立を行い、
その後に全体の組み立てを進めます。
実際のカートでは、順番は多少異なりますが、今回のように機能ユニットで組み立てられます。
車体ベース
構造の形式は、モノコックです。
薄いプレートを3枚重ねて組み合わせた強靭な構造になっています。
3枚重ねる過程で、車の大まかな形を作っています。
前方にあるタイル状の面は、前輪操舵用部品の滑りを確保するための工夫です。
エンジン
このモデルで最も手が込んだ造りをしています。
右側の丸部品は、4つのシリンダーを表しているようにも見えますが、
全体で大きな1つのシリンダーを表してるようにも思われますし、
上部吸気が2つなので、2つにシリンダーかもしれません。
部品を重ねて冷却フィンを巧みに表現しています。
シリンダーの下部にはクランクケースを表現していると思われます。
高出力エンジンを想定しているらしく、
エンジンから極度に発生する熱を冷やす為に、冷却ファンがつきます。
上部からエアを取り込み、シリンダー燃焼室内に取り込み
ボックス型の消音器で音を取り、銀色のエキゾーストパイプで排気します
エンジンの前方部分になるところは、割とすっきりしています。
組み立て完成品になると見えなくなるからかもしれません
ステアリング(前輪操舵)
10151のメインモデルであるホットロッドとほぼ同じ機構です。
ハンドルの回転をロッドとジョイントで平歯車につなぎ、
ここからラック&ピニオン、リンク機構を介して、タイヤの方向を変化させます。
ロッドの軸受けは、丸穴貫通のブロックを2つセットで使用しています。
2つにすることで、安定性を確保しています。
この部分は、組立が完成すると、カバーで覆われ、見えなくなります。
シート
躍動感を感じる赤のシートです。
身体をホールドするバケットシートで、
またシート全体の可変傾斜できる機構も搭載します。
銀色のシートフレームは、運転手保護用のスチールフレームかもしれません。
背もたれを後ろから見ると、フレームがシートを貫通してます。
こだわった作りこみがされています。
組立
車体ベースに 前輪軸・後輪軸の組付けをします。
ステアリング(前輪操舵)の組付けをします。
エンジンの組付けをします。
シートの組付けをします。
前後車輪・車軸(タイヤなど)の組付けをします。
ここまでで、カートの動きの部分はすべて組み上がりました。
テクニックシリーズであれば、完成品になっても、
動きの部分は、ほとんどの場合、見ることができます。
しかし、このモデルチームシリーズは、外観美の再現を優先して目標にしているので、
例えば操舵の部分は、後からカバーで覆われ、ほとんど見えなくなります。
このセットシリーズで動きの面白さを満喫するには、
機能ユニットで組立をし、まさにこのタイミングが一番です。
操舵カバーの組付けをします。
細長いレーシングカーのようなイメージになります。
パネル類のの組付けをします。
ペダル類、フロント部、サイドパネルを組付けます。
完成
モデルチーム(MODEL TEAM)シリーズらしい、造形美に優れた完成品になります。
特に、エンジンの外観は優秀ですね。
操舵の機構部がカバーで見えなくなるのは、ちょっぴり残念ですが、
外観を優先するモデルチームシリーズなので、これは良しでしょう。
機能ユニットで組み立てを進めれば、機構部を楽しむことができます。
まとめ
・モデルチームシリーズらしい造形美に優れた完成品。
・機能ユニットそれぞれも美しい。
・機能ユニットごとで組み立てをすると楽しみが膨らむ。