部品レビュー 組立の角度変更 LEGO 31099編
比較的安価なセットの LEGO 31099 ですが、CREATORシリーズの名をもらっているだけあって、いろいろなことができる部品が、たくさん入っています。今回は角度変更できる部品について、考察してみます。
創作が角度変更で広がる・・
ブロック玩具の一般的な特徴は、ブロックのボッチョ(凸部)は一方向だけ、です。レゴの場合、ボッチョの方向を変える機能を有する部品(部品群)があります。ボッチョの方向を変えることで、様々な創作に対応ができるようになります。
17コもあるよ
LEGO CREATOR 31099 セットでは、方向を変える部品(部品群)が、ざっくり17コ(群)あります。
大きく分けると、次の2つとなります。
1、直角に変更する。
2、角度を任意に(自由に)変更する。
1、直角に変更する
構造は、1つのブロックに直角機能を持たせています。特徴は、直角(90°)を正確に角度変更できます。90°固定ですが、剛性があり、しかもコンパクトです。
作品事例
直角の部品を4つ使って組立し、これを中心にしてプレートを放射状に組立ると、厚みがある手裏剣ができます。この方法でプロペラ等の回転構造のものへ応用ができそうです。
2、角度が任意(自由に)に変更する
LEGO CREATOR 31099 セットでは、ここは更に3つに分類できます。
2-1 プレート式
構造は、2つの部品から構成されます。特徴は、0-90°任意(自由に)変更できますが、剛性がやや不足しています。ブロックが少なく重量が軽い場合は、大丈夫です。
作品事例
直角の部品を4つ使って組立し、これを半円に曲げる、アコーディオンのようなヒダ状になります。
2-2 軸と穴式 今回の公式組立図にはありませんでしたが・・
構造は、軸をブロック凹部の丸穴に差し込み、軸を回転させます。特徴は0-360°任意に変更できます。穴によっては、穴が大きく、簡単に抜けてしまうところがあります。4x2ブロックの場合、3つ穴がありますが、使えるのは外側2つで、中央の穴は大きくて抜けてしまいます。
2-3 軸とU字式
構造は細い軸部を有したブロックとU字形状を有する部品を組み合わせの構成です。特徴は、大きな自由角度を付けることができます。反面、剛性が弱く、また場合によっては比較的大きな空間が必要となります。