組立レビュー LEGO TECHNIC 8256 ゴーカート(2010年頃発売
はじめに
既に廃番モデルですが、TECHNICシリーズらしさをシンプルに凝縮してありますので紹介します。TECHNICシリーズは、LEGOを工学的、特に機構動作に視点がおかれてます。
セットの特長
・TECHNICシリーズとしてはシンプルなモデルだが、パフォーマンスは良好。
・ピストンが往復するレシプロエンジンと連結する後輪駆動の再現
・ハンドル操作による前輪操舵の再現
・2in1のセットで、ゴーカートと乗用芝刈り機が組替え可能。
対象の方
特に自動車のメカを知りたい方、教育する方。将来工学系に進みたい方。もちろん意欲あるお子様もOK(誤飲等は十分に気をつけてください)
基本仕様
2in1のセットで、メインがゴーカート、サブが乗用芝刈り機、部品点数は144個、ゴーカートの説明書は64ページです。全長26cm、幅19cmで、CITYサイズの車と比較すると、少々大きいです。実際のゴーカートを見たことのある方には、すぐにわかることですが、各機能部品は概ね、忠実に再現されます。
組立プロセス
組立て時間は、30分を越えるぐらいです。組立てはいきなり、エンジンに着手です。シリンダー、ピストン、クランクの3つの部品を実機と同じ構成で再現します。LEGOでこんなことができるのは、ちょっと驚きです。
前輪操舵の構造は、可動リンク部の組み付けで、ちょっと力が要る(U字部を少し広げる)のですが、よく考えてあります。ハンドルと連動部分は、テコのような構造です。別のモデルではギヤを使ったものなどがあります。
完成品
カッコいいですね!
エンジン
エンジンはリア置きのリア駆動となり、実際のゴーカートと同じです。シリンダー数も単気筒(シリンダーが1つ)で、これれも実際のものをきちんと再現しています。マフラーは形だけとなりますが、よく雰囲気を出しています。
前輪操舵
エンジンの再現とともに、もう一つの魅力部分が前輪操舵になります。車体の下からみると動きがよくわかります。ハンドルの回転運動が、操舵ロッドの往復運動に変換され、それが車輪部分で前輪が左右に動作する運動に変わります。
タイヤ
きちんとロードタイプが設定されています。よく見かけるオフロード用のブロックパターンではありません。舗装道路を疾走するゴーカートはロードタイヤですよね。
外装品
前輪のバンパーやサイドカバーも実装されます。そのおかげで完成の雰囲気は、最高です。