LEGOレゴ8671フェラーリF430スパイダー組立レビュー前編
廃番になった古いLEGOセットについて、リクエストを受けましたので紹介したいと思います。
8671は2006年に発売されたレゴのフェラーリ社スポーツカーです。
セットの特長
・フェラーリのF430オープンカーのミニチュア1:17スケールモデルです。
・タイル部品を多用し、フェラーリの赤い外観の美しさを重視しています。
・操舵など機構部分については、やや省いています。
目次
基本仕様
正式にはレゴレーサー(RACERS)シリーズ・・・、
でも、フェラーリ(Ferrari)シリーズと言ったほうが分かりやすいかも。
部品数は559コ、説明書1冊27cm X 20cm 48ページです。
大きさは 全長さ43㎝ x 幅29cm ほどで、実車の1:17のスケールです。
セットの対象の方
レゴ社推奨の対象年齢は9~14歳です。
細かい部品がありますので、子供の誤飲等注意が必要です。
フェラーリとレゴ
1997年のレゴセット2556特製の販売促進用でシェルのガソリンスタンドでの販売が最初。
2004年レーサーシリーズでフェラーリのタグで2004年~2012年で27セットを発売。
フェラーリ以外の自動車メーカーでは
フェラーリのスーパーカーライバルのランボルギーニ。F1ライバルのマクラーレン、
その他では、最近、ポルシェ、ブガッティ、そしてニッサンなど。
でもフェラーリが一番種類が多かったかな。
F430
2004年に発売されたミッドシップの2名乗りスポーツカーで今回のセットは、Spiderと呼ばれる、オープンカーです。
名前の由来は、エンジンで、V8の4.3リットルです。
このエンジンがレゴでどんな造形になるのか、ワクワクするところです。
組立
レゴで作られる自動車の機能ユニットを満喫するために、
説明書を参考にして、機能ユニットごとに作ってみます。
エンジン
実車はV型8気筒エンジンになります。
これがどこまで再現されているか、検証します。
まず、実車ではエンジンの上部が、よく見える場所になります。
このセットでも、この辺りは十分に承知済みとみえ、しっかりと再現をしてきています。
実車と同じように、インテークマニホールド(サージタンク)を赤色とし、
ここに”Ferrari”のロゴをステッカーを用いて再現しています。
またここに至るまでの吸気系も細かいレゴ部品で再現しています。
ここまでは、このスケールとしては、100点でしょう。
次はパワーの源となるシリンダー部分です。
インテークマニホールドの下部にV8の気筒があるはずですが、
残念ながら、再現は省略されています。
縦方向4ポッチが確保されているので、片側4気筒を再現する下地は備えています。
ここは、改造のポイントの1つですね。
先日紹介した10151ホットロッドのV8エンジンが、大きさとしてはピッタリと思われます。
シート
スポーツカーにふさわしいバケットシートをしっかり再現しています。
全体にカッコいいデザインですね。
リクライニングの機構も備えており、背もたれの角度で、自動車全体と調和できます。
細かいところでは、腰のあたりの黒色ブロックが実機機能を表現しているようにみえます。
リクライニングレバー、それともシートベルトなのか・・・
ヘッドレストの”跳ね馬”デザインは、ステッカーで再現です。
車輪
このセットで最も衝撃的な事実がここにあります。
ホイールは5穴5本スポークです。
これはフェラーリV8エンジンを積むF430の固有仕様です。
実車を非常に忠実に再現できています。
このレゴセットではホイールキャップ式部品で再現しています。
英名称で、”Rim Cap φ36.7” と言います。
この部品は非常にレアで、これを使っているレゴセットは
フェラーリF430 1:17スケールのセット 8671と8143の2セットだけです。
つまり、フェラーリF430レゴセットだけの、いわゆる専用部品です。
他の自動車などレゴセットには使われていません。
忠実な再現に納得です。
提携先のフェラーリが要望したのか・・・ちょっとなぞですね。
こんなレアな部品なら、せっかくなので、
キャップ式でなくて、ホイール一体にし、
さらに中央部にフェラーリの””跳ね馬デザイン”がほしかったです。
欲張り過ぎですかね。
前編のまとめ
・エンジン上部の再現は素晴らしい、他は・・・
・シートはバケットシートでカッコいい
・車輪のスポークは、なんとF430専用のデザインだ。